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実感≠事象

コーチングでは、ゴールを実現していくためにマインドを変化させていきます。その主な方法が、アファメーション、ビジュアライゼーション、セルフトークのコントロールです。この3つの方法を用いてゴールの世界の臨場感を高めていくことが、現状を遥かに超えたゴールを実現していくために求められます。

コーチングを実践し始めた方からよく相談されるのが、「アファメーションやビジュアライゼーションをしても、効いているのかどうか実感できない」ということです。

実は、これは当然のことです。

なぜなら、アファメーションやビジュアライゼーションは、無意識を直接書き換えているからです。

変化を直接観察できたり実感できるとすれば、それは無意識の変化ではありません。マインドの中でも意識的に感覚や実感することができない領域あるいは層を「無」意識と呼んでいるからです。

とは言え、アファメーションやビジュアライゼーションが適切に機能しているかどうかを検証する必要はあります。

そのためには、まず、アファメーションやビジュアライゼーションのやり方が間違っていないかを確認します。

・アファメーションの書き方が11個のルールに従っているかどうか。

・アファメーションを読んで、その場面を一人称現在形で映像化し、その世界を五感で感じた時に生じたポジティブな感情をしっかり味わう、という「読んで、映像化し、感情を感じる」というプロセスを守っているか。

・ビジュアライズした世界を客観的に眺めるのではなく、ちゃんと自分の目から見ているか。その世界を今まさに体験しているという臨場感があり、感情を伴っているか

といった原則を守っているかどうかです。

その上で効果を検証するためには、「無意識にとっている行動や習慣、選択」「無意識に生じてくるセルフトーク」「物事に対する感じ方や認識」「人間関係」といった、無意識が生み出している認識可能な結果を観察することが重要です。

それらが、よりゴールに近づく方向に変化しているかどうかを基準に効果を検証してみてください。

 

アファメーションに限らず、コーチングの方法論には「マインドの中で実際に起こっている事」と「実感」が一致しないものが多く含まれています。その理由は、実感できない無意識を直接書き換えているからでしょう。だからこそ、一時的ではない持続する変化を起こすことが可能であるとも言えます。

「実際に起きている事」と「実感」の不一致を体感し認めていくことも、マインドをより上手に使えるようになる上で欠かせない所だと思います。

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